
前回の続きです。
小さな子どもがいながら、瞑想するということ。
これはかなり難儀なことです(汗)
わたしが昔教わった先生たちもいろんな意見がありました。
とある先生は、子どもより瞑想を優先すると、子どもは瞑想そのものが嫌いになる。なので小さい時期は瞑想はあきらめ子どもを優先したほうがいいと言っていました。
本当にその通り。子どもがいて、時間が取れないなら無理にしないほうがいい。子どもに無理を強いてまで瞑想する必要はない。
本当にその通りなのです。
でもでも、当時のわたしは、ほぼ24時間子どものため、誰かのために時間とエネルギーを費やしていて・・・(夜寝てる時も何度も何度もムスメのために起きていた)だからこそ、瞑想をしたい。1日の中でせめて30分1日2回、自分のために時間を使いたい。瞑想によって自分の心と身体に滋養を得たい。
そう思ったのです。
じゃあ、子どもがいながら瞑想するにはどうしたらいい?
わたしなりにいろいろ試行錯誤して、瞑想の間だけ、ムスメの好きな猫のアニメのDVDを見て待っていてもらうことにしました。
DVDなんて普通じゃん、って感じですが(笑)
わたしは当時は自然育児やシュタイナーに傾倒しており、ムスメにテレビを見せないようにしていました。
完璧主義ゆえに、テレビに育児を任せたくない、という意地にも似た気持ちがありました。
どうしても瞑想がしたい、考えて考えて、当時は断腸の思い(?)でDVDを見せることを選択したのですが・・・
案の定、瞑想をはじめて困惑気味だったムスメも、瞑想時はDVDを見れることになり、その時間が楽しみにしてくれるようになりました。
わたしは瞑想により育児疲れやストレスを癒すことができ、そして何より瞑想をはじめた動機である「今の自分から変わりたい、ハートとつながって生きていきたい」という望みが叶いはじめました。
同時に、わたし自身の育児へのこだわりが少し抜けて、必要に応じてテレビに育児をお願いしてもいいのかも・・・なんて思えるようになりました。
育児は自分ひとりで抱え込むのは限界があります。
家事やらやりたいことがあるけど周囲に助けてくれる人がいない時、テレビや(今ならYouTubeなど)をうまく使って育児をすることは時には必要なのかな。そう思えるようになりました。
わたしも育児に関しては、いろんなこだわりや主義、頑固さが邪魔をして、かなり試行錯誤。
でも、小さな子どもがいながらも瞑想を続けることで、自分自身のこだわりが外れ、当時やれることはできたのかなと思います。
瞑想を休まず続けられたことは自分にとっても自信につながりました。
もちろん、今振り返ると、もっと余裕を持ってできたよね・・・ムスメには悪いことしたなぁと思うことも多々ありますが。それでもあの頃のわたしなりにベストは尽くせたかな。
そう、育児に正解はないからね。
小さな子どもがいるけど、瞑想をしてみたいという人。
ぜひチャレンジしてみてください。
子どもにも大きな恩恵があります。
どうやって続けていくか。難しいように思えるけど、考えてみるといろんな方法が、可能性があります。
わたしのように、テレビに絶対頼りたくない!と思っていたのに、それを受け入れることで抵抗が、こだわりが外れる人もいます。
それが結果的に自分の中のこだわりを外すという意味で大事なプロセスだったり・・・
もちろん、今は子どもとの時間を一番に大事にしたい、という人は子どもとの時間を大切に!
お母さんも子どももそれぞれ。親子にはいろんなカタチがあります。
子どもはあっという間に大きくなり、自分の道を歩きはじめます。
そんな中でこれからの自分を見つめ直したい。「自分だけの人生」を今一度考えてみたい。
子離れを通じ、そうやって気持ちを新たに瞑想しはじめる人もいます。
とにかく今の自分を大切に!
瞑想はそれを助けてくれます。
みんなで一緒に幸せになりましょうね!
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